【WS】ViVid Strike! 8宝デッキ 紹介
こんにちは。
今回は、8宝ビビストのデッキ紹介記事です。
ビビストは発売してから今年で3年目(?)となりますが、いまだに色褪せない魅力があり飽きずに使えます。
今回のデッキは2020年前期環境を意識して考えていたものですが、使う機会が無いまま前期を終えそうなのでまとめとして書きます。
互換名を多用している点はご容赦ください。
デッキレシピ
デッキ概要
「打ち抜く一撃 フーカ」(以下 早出しフーカ)のCXコンボを使って勝利することを目標としたデッキです。
手札のCXと控え室のキャラを交換できる「打撃トレーニング コロナ」を採用し、8宝にありがちな事故を回避します。
また、P3の「取引成立 真」やSAOの「波状攻撃 アスナ」などの”領域移動”効果を付与するカードを使う相手も無視できないので、助太刀や往復でパンプ可能なカードなども多めに採用しフーカを場に維持しやすくしました。
採用カード紹介
レベル0
・一緒にお風呂 アインハルト&フーカ
8宝ビビストの代名詞的な1枚。
8宝デッキの弱みを解消できる超強力なカード。
集中Hit時の1000パンプ付与も高頻度で使います。
絶対に、かつ早くに配置したいカードなので4枚採用。
・託された約束 ヴィヴィオ
赤発生・Cip2落下・序盤に投げるカード、この3つの役割があります。2落下は終盤でも使うので4枚採用です。
・ばつの悪い アインハルト
ストックを使わずに後続を準備できる可能性があるカード。能力発動のためゲームスピードを抑えながらアドを稼げる点が強みです。
けもフレの「おめでとうの会 かばんちゃん」やCharlotteの「今に挑む 乙坂悠」のバーンメタが嫌なので、それらの対策という意味合いもあります。
・基本の構え アインハルト
「マーカを持つキャラ」の身代わり。
1500パンプにより島風で倒せる範囲がかなり広がります。
早出しフーカに身代わり効果を使うと、盤面への維持・パワーパンプ・CXコンボでのバーン量の増加、の3つの恩恵を受けられます。これにより、相手にフーカを倒すのをためらわせる効果も期待できますね(だいたい踏まれますけど)。
身代わりテキストは早くてレベル2帯からしか使わないものの、パンプ要員としては早々に欲しいので3枚採用。
・常夏の解放感 フーカ
山札からピンポイントでサーチできます。
先上がり島風を決めるためにも便利です。サーチ先は主に、島風・集中・身代わりのどれかです。
使用回数は1試合1~2回ほどですが、アタッカーとしても使いやすいので3枚採用。
・アインハルト・ストラトス
中央に配置した早出しフーカを風アイコンや早出しメタ拳、Cipバウンスなどから守ります。対戦相手によっては使わないカードなので1枚のみ採用。
レベル1
・U15チャンピオン アインハルト
メインアタッカー。
1度に2面はCXコンボを使いたいです。1試合中に複数回CXコンボを使用しやすいので4枚採用です。
身代わりや集中のパンプと一緒に使えば、まだまだ今の環境でも通じるパワーになると思っています。
・打撃トレーニング コロナ
このデッキ唯一の控え室のキャラを回収できるカード。
GBS、MKなど島風では倒しづらいレベル1キャラを使うデッキや、黒のライダー、朧互換などの往復ともに場にいることに意味のあるキャラを使うデッキに対して積極的に使います。使用頻度の高さと、赤色発生のため自身をレベル置き場に置くことも多々あることから4枚採用。
・自慢の後輩たち アインハルト
LSSの0コストメタがツラいので、その対策として採用したカード。
パワーが往復ともに単体で7500も出せるので、相手のキャラを処理しやすくかなり便利です。宝を捨ててアンコールできるので収録中が居ない時のCX処理手段にもなれます。
・礼儀正しい フーカ
「アスティオン」で回収できる最高3000拳、ということで採用。主に早出しフーカを守るために使います。
レベル2
・リングイン! リンネ
早出しメタとして使う機会はほぼないです()
リバース要求ケアとしても使えますね。
・先輩たちの教え フーカ
HLLの夕子やミラーでのフーカなど居座られると面倒な早出しキャラの処理のために採用しました。
・朝のロードワーク フーカ
トップチェックによる純マーカーの作成とパワー補助のための採用。
宝トリガー時の往復1000パンプ付与により面取りが楽になることがあります。
出して1面なので1枚のみの採用ですが、昨今の環境タイトルのパワーラインを考えると2枚目の採用も検討してもいいのかな、と思います。
・セットアップ! フーカ
回復へのチェンジ元。これで回復を出すとSBYの「黄昏の夕空 梓川 かえで」と同じように使えます。チェンジすると手札にもどってくるので、控え回収が乏しいこのデッキでも使い回しやすいのは便利です。
早出しフーカのCXコンボで相手を倒すまで死にたくないので、早いうちからちょくちょく回復していきたいです。
・アスティオン
往復2000パンプにより早出しフーカを守ります。特に電源扉SAOなどの助太刀無効+領域移動で攻撃してくるキャラがいる相手に対して積極的に使います。
使用回数は多めに想定してないものの積極的に使いたい相手が多いので2枚採用。集中の効果もあるので、回収はしやすいと思います。
レベル3
・”ギフトの宿る拳” フーカ
CXコンボで相手を倒すまで死なないようにするためのカード。長期戦をする気はないので3枚のみの採用。
・打ち抜く一撃 フーカ
このデッキのコンセプト。
場に居るターンが長ければ長いほどパワーもCXコンボも強力になるので、いかに早く出し、長く場に維持しマーカーをたくさん入れるかを常に考えながらゲームを進めていきます。
回収しやすく、多面することは少ないものの確実に出したいカードなので3枚採用。
・堂々のリングイン アインハルト
サブの詰め手段。CXを引き込めるカードなので早出しフーカの横に置いて確実に詰めにいきます。
レベル3でしか出せないカードなので1枚のみの採用になりました。とはいえ、使えると格段に詰めやすくなるので0枚にはできませんね。
クライマックス
集中で指定されている2種の宝を4枚ずつ採用します。
・歴史に残るチャンピオン
島風の対応。CXコンボを狙った方が、ただCXを使うだけより恩恵が大きいです
・雨上がりの決着
早出しフーカの対応。「アスティオン」でも回収できます。8宝だから回収は容易だ、と油断していると肝心な時に引けてないことが多いので、CXコンボを使う1,2ターン前くらいから持っておいた方がいいです。
デッキ運用
マリガン
レベル0と島風、島風の対応CXは残します。島風とCXを2枚以上引いた場合は1枚ずつだけ残すことが多いです。
この段階で相手が島風を通せるデッキか見極めて回収していくカードを絞ります。
後攻なら先に相手のデッキがなんとなく分かるので、島風が使えなさそうならレベル0以外は捨ててもいいです。
レベル0
与えるダメージ量より手札の質を重視します。「ばつの悪い アインハルト」や「託された約束 ヴィヴィオ」でゆっくりめにゲームをすすめながら、オカ研、集中の能力で島風をしっかり集めます。
レベル1
先上がりして島風2面+コロナを並べるのが理想です。島風の回収先は「打ち抜く一撃 フーカ」が筆頭候補です。
アタック中にCXをトリガーしたら基本的に集中の効果で捨てますが、パワーが高めの相手との対戦時にはそのままキープしたり、島風のCXコンボをもう一度使うこともあります。ケース・バイ・ケース。
1/1はLSSやSHS以外の相手に対しては積極的に出すことは少ないですが、出せるとレベル2帯で早出しするときに少し楽になります。
レベル2
「打ち抜く一撃 フーカ」の早出しをします。ここからはコイツを場に維持するために必要なカードを回収していきます。
「基本の構えアインハルト」はこの段階までには後列に用意しておきましょう。
マーカー圧縮などでCXが引きやすくなるので、このあたりから「打撃トレーニング コロナ」を常に1枚は手札に持っておきたいです。
レベル3
相手が死にそうならCXコンボを打って勝利を狙います。1度CXコンボを使うと詰め手段がなくなるのでタイミングの見極めは重要になります。相手の山札と相談です。
その他採用候補
・U19選手会長 ヴィクトーリア
オカ研、島風以外のピンポイントサーチが無いので採用候補になっています。パワーパンプも優秀でいつ出しても腐りにくそうなのが優秀です。
・”スーパー変身タイム” リオ
「アスティオン」で拾えない助太刀なので不採用。赤色が足りない、助太刀にストックを使いたくない、と感じたら入れてもいいと思います。
・リンネとの対峙 フーカ
放置すると一生場に残る可能性があるので、対戦相手からしたら面倒くさいことこの上ないカードだと思います。マーカーが入るとレベルが上がるので、SHSやKSの朧互換に対して強そうです。
かなり前向きに採用を検討していますが、一番出したいであろうSHSにはレベル0に移動と中学生互換がいるので能力を使わせてもらえなさそうということ、身代わりをこのカードのために消費する可能性があるのが個人的に嫌だということ、の2つの理由から現状は採用を見送っています。
SAOなどのアンコールメタがめちゃくちゃ流行ったら1/1の枠はこっちになりそうです。
・ウラカン
リバースしたフーカをレストすることができます。
BD、SAO、LSSなど領域移動付与が無視できなかったのでコレよりは助太刀の方が優先して入れたいと思い今回は不採用。「リンネとの対峙 フーカ」も採用するなら入れてもいいかと思います。
・ハリートライベッカ&エルス・タスミン
「打ち抜く一撃 フーカ」の早出し条件を満たしやすいカード達です。
電源デッキを相手にしてもパワーで太刀打ちできるようになるので採用候補ではあります。が、枠を多く使ってしまう点と、《覇王流》がついておらず「朝のロードワーク フーカ」でトップチェックができない点にストレスを感じるので現状は不採用です。
・リンネ・ベルリネッタ
以前は採用していたカード。
このカードを使うと、攻撃回数を容易に増やしゲームスピードを上げることができるので、8宝の攻撃的な性格との相性がいいとは思います。
しかし早いゲームをすると、序盤の準備をする時間がとれず先上がり島風を目指したいというコンセプトが達成しにくくなり、結果リソース不足に陥り負けることが多かったので採用を辞めました。抜いてからは使いやすくなった上に勝率も上がったので、しばらくは採用されないでしょうね(笑)
各デッキに対しての立ち回り
BCF2020によく居たであろうデッキに対して、(主にフーカを場に維持するために)考えていることを書きます。
LSS
島風メタの「ぷち千歌」や各種高パワーカードに加えて、WBNWルビィによるトップ盛り付与で攻撃可能なので、身代わりではフーカを維持できないのがつらいです。
早出ししてすぐに、ガッツンダー13000+ミラチケ梨子1000応援+WBNWルビィ500応援の 14500トップ盛り でフーカを処理されないために、
フーカ(マーカー1枚)10500+特徴パンプ1000+アスティオン2000+助太刀2500で15500を作り出せるように手札を作れればいいと思います(下図参照)。
2000応援が入っている場合は攻撃回数を絞って電源で出されないようにしてマーカーをもう1枚くらい増やします。
LSSは山削りが得意なデッキではない印象なので、ガバ山を晒したらCXを使ってしっかりダメージを与えていきたいですね。
SHS
島風が使いづらい相手なのでレベル1帯は1/1や「コロナ」を使い相手のフロントアタックを防ぎたいです。レベル2からは早出しフーカで朧互換を抑えることができます。バウンスや領域移動もなくフーカの維持は比較的容易かと思います。
レベル3恵が助太刀無効で攻撃できるので、フーカを守る手段が身代わりのみになります。しっかり集めておきましょう。
3点バーン+連パンを耐えれる山札を作れるかが鍵となりそうですが、相手も山札に干渉するカードが無いので早出しフーカで面取りをしてストックとマーカでしっかりデッキを圧縮すれば耐えられると考えています。
BD
デッキの型が多すぎて流行が分からないです()
《poppin party》型の場合は、レベル1の移動+0コストメタで島風が使いにくそうで嫌です。8電源になるといよいよ面が割りづらいと思います。
《Afterglow》型の場合、レベル2で緑ガッツンダー+移動のアラーム効果付与で攻撃されるとつらいです。
《ハローハッピーワールド》型には起動効果でバウンスできるキャラがあるのでuntouchableもあまり意味を成さない気がするので相当シンドイ相手になりそうだな、と思います。
また、レベル3で「がんばれパン」+詰めで一気にゲームエンドまで行く可能性があるのでチェンジ回復を多用しながら耐えたいです。
ソウル減有咲はパワー的にシンドイです()
LL
宝対応レベル1のパワー6000がすでにちょっとツライです。その上、レベル2では早出し(9000+4500)+応援1500とパワーが高いのでフーカで倒せないのが非常にシンドイ。とはいえ積まれたストックはキャラを倒していくことでしか崩せないので各種相殺などを使い処理していくしかありません。
変なタイミングでフーカのCXコンボを使うと、逆圧縮で山が破壊されて負ける可能性もあります。
対戦したくないですね()
TSK
パワー的にはさほど苦しい相手ではないです。レベル2でも早出し回復+2000応援で13500ですが、リバースさせるだけなので身代わりを1度使えばフーカで上から踏める数字になると思います。
思い出圧縮や回復耐久により風アイコンが捲りやすい点や、キャンセルしにくい2点バーンと光景で詰めることができる点があり、試合が長引くと負けやすいかなと思います。
SAO(Anniversary)
このデッキも型が多いですよね()
レベル1のキャラでバウンスができるので、フーカを早出しするときにはuntouchable付与も一緒に出しましょう。
「infinite Weavers」が出てくる宝扉だと、早出し回復(9500+1500)+応援(1500+1000)+集中500+1相殺1500の 15500クロック送り で攻撃可能なので、マーカーを最低2枚は貯めておきたいです。
HLL
「癒しの光 リオン」が合体で出てくることは少ないので、身代わりでフーカを維持できる点で昔よりは多少ラクになった気がします。夕子は早出し相殺で処理します。1点バーンを複数回という詰めは回復力の弱いHLLにとっては結構ツライと思うので確実にCXコンボを決めることが重要になると思います。
その他、SBYやGRI、KSなどありますが主流のデッキが全くわからないので割愛します。
※総評
ツライ相手が多すぎる()
身代わりだけではフーカを維持できない相手が多く、そういう相手に限って簡単にパワー15000くらい出してくる印象があり、「アスティオン」や「朝のロードワーク フーカ」、各種助太刀の必要性を感じます。
8宝という性質上、あとからでもダメージを入れにいけると思うので、「パワーが足りない分はマーカーで補いつつ、フーカを倒せるキャラを出させないようにダメージを与え過ぎない」ように考えて立ち回るのがいいと思っています。
まとめ
このデッキ弱点として、
・キャラ→キャラとサーチ/回収をできるカードの少なさ
・「打ち抜く一撃 フーカ」が処理されると勝ち筋がほぼなくなる
・バーンメタを使われると詰めがなくなる
・山削りの遅さ故キャンセルの有無によりゲーム展開が大きく左右される
・手札を増やす手段が集中と島風の2つに依存している
という点があげられ、安定感があるデッキとは言い難いので昨今のタイトルを相手にして地区のネオスタンダードなどで勝ち上がるにはかなり無理があると思われます。
しかし、
・8宝によるCXコンボの安定性
・集中などのシステムの強さ
・身代わりの存在により倒しづらい早出し
・1点バーンを複数回+クロックシュートというキャンセルしにくい強力な詰め
といったこれらの強みを生かしきれれば、まだまだ戦っていけるデッキだと思います。
終わりに
以上がデッキ紹介となります。
実戦で試した回数が少ないのでマリガンや回し方、各対面で意識することは煮詰めきれてない感じがしますが、考えていることはひととおり書けました。
最近ではCipバウンスなどこのデッキのメタになるカードが多くのタイトルに収録されているので、今の環境で使うにはかなり厳しいです。それでも、1点バーン複数回という詰めはかなり強いと思うので、いかにしてゲーム展開を自分の土俵に持って行くか、が課題になります。
今後も環境の変遷に合わせて常に考え続けることになるでしょう。
長い記事でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。