【WS】8門 Summer Pockets デッキ紹介
今回は、Summer Pocketsのデッキ紹介記事です。Summer Pocketsというと「”夏の思い出” 識」を使うデッキやスタンバイアイコン8枚採用のものが一般的です。しかし、それらだと自分の使いたいカードが生かしにくそうだったので違ったデッキを考えました。なかなか面白いデッキになったので皆さんに共有しようと思います。
デッキレシピ
※ デッキログ コード:Q4T9
デッキコンセプト
カードプールを見て真っ先に興味を持ったカードが「"夏の日差し" 紬」だったので、コレを活かしたデッキを考えることにしました。
CXコンボを連打することで自分は相手のキャラを倒せるが、相手は自分のキャラを倒せないという状況が出来上がります。昨今は島風・修羅場互換など相手キャラをリバースさせてアドバンテージを得るカードはあまり流行っていませんが、各種リソースの消費量で差が出てくるので見た目以上に強力なCXコンボだと思います。
このCXコンボを強く使うために、
①CXを拾い続け、継続的に使えるようにする
②自ターン中「"夏の日差し" 紬」を補助し、確実にCXコンボを発動する
という2点を意識して採用カードを選びました。
①のCXコンボを連打するために、CX配分を8門にしました。レベル3の門連動は「”夏の思い出” 静久」しかないので、ここはすぐ決まりました。CXコンボがどちらも紬・静久ネームなので、CXを打ちながら手札を増やし山札を削れる「"まぶしさの向こう側へ" 紬」を採用し後続のアタッカーの確保とデッキの回転を補助します。
②の「"夏の日差し" 紬」の補助として、「”攻めたファッション” 静久」や「蔵で見つけた写真」などを採用します。前者は1枚で2体にパワーを付与できる点、後者は手札交換をしつつパワーを補助できる点が強力です。
おおまかなデッキの動きが固まったので、紬・ツムギ・静久ネームのキャラを中心に相性の良さそうなカードを選んでいきます。
採用カード
レベル0
"夏の日差し" 紬
コンセプト。条件を達成しCXを使えばパワー4000になれるので中盤くらいまではアタッカーとして使えるサイズなのが優秀です。CXコンボに関して、この記事ではほとんど「手札に戻る」効果についての記述しかしていないですが、「空き枠に移動する」効果もあるので忘れないようにしましょう。
”私にはできなかった事” ツムギ
手札交換・クロック入れ替えができるカード。8門なので引きすぎた手札のCXを捨てることができるのが便利です。
"サマードレス" しろは
序盤の山削り+手札交換。ほとんど1周目にしか使わないですが、2枚目以降を自身の効果で思い出に送れるので後半に邪魔にならなくてよいです。天城で回収できないので思い出送りの効果は積極的に使います。
"まぶしさの向こう側へ" 紬
「天城」互換。CXコンボの継続を狙いながら、後続のアタッカーを確保します。後列の1枠に常駐させる予定です。
”仲良しさん”静久
天城で回収できる同位互換がこれしかないので投入。ネーム指定なく控え室のキャラを回収できるカードは少ないので、思い出に飛ばすことはほとんどしないです。
”攻めたファッション” 静久
天城で回収できる、最高パワー+3000付与。これ1枚で0連動2面のパワー補助が可能な点がかなり強いです。使用頻度は多そうなので2投。
”ウシの恩返し” 静久
天城で拾えて、どのキャラでも回収できるカード。「ある男の子の話」のレストコストにしたり蘇生して使ったり、「”サマードレス” 紬」を複数枚出す際に使用します。Cip効果は「"律の風" 鴎」と合わせて使うと強いです。
”サマードレス” 蒼
プール内の単レストのアド集中のうち「ある男の子の話」でリアニメイトしても能力を最大限に使えるやつがコレしかないので採用。メインの山削りは天城なのでサブとして1枚のみ。2枚目以降が欲しいと思ったことは無いです。
”ハイドログラディエーター改” 美希
0連動のパワーの補助をしつつ、山削り・手札交換ができる便利カードです。が、集中としての使用頻度は低いのでこちらも1枚のみ採用。
レベル1
”べランディング” 紬
1/0の「紬」ネームのうち最も高パワーを出せるアタッカー。門や「蔵で見つけた写真」など各種パワー修正カードと合わせることで相手のキャラを処理します。
”二人で作る歌詞” 紬
「”夏の思い出” 静久」のCXコンボや天城や各種イベント使用のコスト捻出、ストック圧縮に寄与します。基本CXコンボ2面の横に1枚添える程度なので2枚のみの採用。
"私の胸で" 静久
「静久」ネームの早出しメタ。Cipのパンプ効果が地味にうれしいです。電源で出てきた2/2すら処理がシンドイのでレベル1から出せる点がありがたいです。
蔵で見つけた写真
今更言うまでもなさそうなSMPの強カード。
パワー修正効果に重きを置いての採用でしたが、手札の調整が容易に行えるので中盤のゲーム展開がかなり楽になり便利です。天城でも回収できるので、他のデッキよりも使いやすくなっています。
ある男の子の話
手札1枚でレベル0キャラを2面展開できるイベント。レベル0キャラのCXコンボがコンセプトのデッキなので、それの補助にはもってこいのイベントです。このカードがあるおかげで手札にもどってきた「"夏の日差し" 紬」を手札コストとして軽率に使えるようになります。青色という点でも門連動と相性が良く、かなり便利なカードです。
レベル2
"メリークリスマス" 紬
このデッキ唯一のレベル2のカード。天城で拾える助太刀で実用的なヤツがコレしかなかった() 手札に戻した「"夏の日差し" 紬」をコストに早出しキャラを処理することが多いです。
レベル3
”夏の思い出” 静久
門連動のレベル3キャラがこれしかいないこともあり採用。天城で回収できるキャラという点でこのデッキとの相性がいいです。 CXコンボ自体は強力そうに見えますが単騎では決定打にはなりにくいので、相手をレベル3にあげてから多面展開を狙いたいです。
”サマードレス” 紬
「紬」ネームの早出し回復。レベル2以降のメインアタッカーになります。手札コストには手札に戻ってきた「"夏の日差し" 紬」を使うことが多いです。調子にのって使いすぎると手札が枯れるので注意。
"律の風" 鴎
5枚目の回復。「”夏の思い出” 静久」の横に置いて1点バーン効果を狙います。天城で回収できないので注意しましょう。
立ち回り方
・マリガン
基本は、レベル0キャラとCX「さいごまで…お願いします」以外は捨てます。ただ、後攻で「"夏の日差し" 紬」を集めるのに時間がかかりそうであれば「ある男の子の話」はキープします。その場合はCXも捨てて、門をトリガーした時に回収できるようにしておきましょう。
・レベル0
レベル0のCXコンボを狙うデッキなので、後攻1ターン目から3パンし続けるような印象があるかと思いますが、序盤の手札を増やす能力は並みのデッキ以下だとなので意外と慎重にプレイしていく必要があります。
「"サマードレス" しろは」で手札調整・山札削りをしながら、そのうち「"夏の日差し" 紬」が手札に集まるので、2枚以上引いた段階でCXコンボを狙うのが基本です。
が「さいごまで…お願いします」が2枚以上引けた場合、紬が1枚しか引けていなくてもCXコンボを狙った方がいいです。CXコンボで「"夏の日差し" 紬」が返ってくる上に、次ターン以降のトリガーチェックで門を捲った時に「さいごまで…お願いします」を回収できるようになるからです。
「"夏の日差し" 紬」が引けない場合はレベル1になってから「ある男の子の話」でリアニメイトしてCXコンボを狙うか、「蔵で見つけた写真」・「”二人で作る歌詞” 紬」のギミックで動きたいので1ストックは残るように動きましょう。
レベル1
2種のイベントが解禁されるので本格的に「"夏の日差し" 紬」のCXコンボを多面狙えるようになります。天城もこのあたりで出せると1リフを狙えるようになるので、しっかり回収しておきたいです。
「”二人で作る歌詞” 紬」が出せると、天城やイベントで使用したストックが戻ってくるので後半に展開がかなり楽になります。
レベル1の時点でCXコンボを何面使えるか・何ターン使えるかでその後の手札・ストックの量が変わってきます。
レベル2
早出し回復・早出しメタ拳が解禁されます。この手札コストに手札に帰ってきた「"夏の日差し" 紬」を使っていきます。
このあたりから、「"夏の日差し" 紬」で倒せるキャラが減ってきて、CXコンボが使いにくくなるかと思いますが、レベル1の時点でCXコンボを連打できていれば手札が10枚を超えた状態で自分のターンを迎えることもあるので、チャンプアタックをする羽目になってもしばらくは手札の枯渇を避けられると思います。
相手に光景・逆圧縮があれば早出し回復を絡めての耐久をします。光景・虐圧縮が無いなら、ダイレクト面などで「"夏の日差し" 紬」のCXコンボを狙い、過剰打点で殴られたときのキャンセルを狙う形で耐えるプランを取ることが多いです。
レベル2の後半になったら「三人だけの結婚式」を拾いましょう。「”夏の思い出” 静久」のCip効果では意外とCXは引けません()
レベル3のCXコンボに関して、2面で4ストック+2手札、3面で7ストック+3手札、が必要になります。「”夏の思い出” 静久」を集める時は、このストック・手札コスト数を念頭に置きましょう。
レベル3
相手がレベル3になってから、「”夏の思い出” 静久」・「"律の風" 鴎」を多面展開して詰めるのが理想です。
CXコンボを使った場合、ストックも手札もかなり消費するので、次ターンに使えるストック数を逆算して手札から支払うコストを選びます。上で書いた初期ストック数からCXコンボを使用した場合、1ストックしか余らないので基本的に2コストかかるキャラは捨てます。アンコールで場に残す択がなくなるので詰め切れなかった場合、次ターンの動きがかなりしんどくなります。コストにするカードも慎重に選んでいきましょう。
強みと弱み
強み
- 門アイコン8枚によるCXコンボが継続しやすい。
- そのため相手にダメージを与えやすくゲームスピードをコントロールできる。
- CXコンボでキャラが返ってくるためリソース消費を抑えられる→結果ストック圧縮などの恩恵を受けられる。
- 思い出圧縮も意外とできる。
弱み
- ダイレクト面を晒すので、山札がガバったら一気にダメージを受けてしまう。
- 面取りができないので、相手に楽をさせてしまうことがある 。
その他の採用候補
”それは夏のせい” 蒼
CXを引いてこれる+CXなしで詰めれる、という点で強いです。天城で回収できないので、「三人だけの結婚式」が引けず急な方針転換をする際に回収しにくそうだ、ということで不採用。とはいえ強いカードなので入れてもいいと思います。
”この夏あなたを好きになる”静久&羽依里 / "夏休みが終わっても" 紬
レベル3メタ。パワーは紬の方が高いですが、CX的に相性がいいのは静久の方です。1ストックで相手のレベル3の処理ができるのでコスパが良く、枠を作れず不採用になってしまったものの、どちらかは入れたいとは思います。
”お泊り会” 鴎
「CXコンボの継続性」という観点で採用を考えたましたが、天城で回収できるネームではないので不採用。ストックコストも地味に多いので、その点でもあまり積極的に採用したくないです。
”仲良しさん” 紬
CX要らずで手札を増やせるカード。門と色が合っているのでCXコンボの横に置くサブアタッカーとしては優秀です。問題となったのは能力発動のためのレストコストで、天城はほとんど自身の効果でレストさせるので、コストに使える紬・静久ネームが居なくなることが多くなり不採用としました。
いつまでも一緒に&”塗替えていた記憶” 美希
「”夏の思い出” 静久」が回復を持たない+詰め性能がそこまで高くない、という2点から防御札で一度耐えてからCXコンボで詰める必要性が出てくる場合があります。なので採用すること自体は前向きに考えています。
「いつまでも一緒に」の方は、回収手段が乏しいので複数枚採用しないといけない点で、デッキに枠が作り出せなかったため不採用にしました。とはいえ、DSやSMPの枝連動に対して効く防御札で、色も合うので余裕があれば入れたいです。
「”塗替えていた記憶” 美希」の方は、キャラなので回収は比較的容易ということで1枚から採用を検討できますがネームが合わない点で、少し使いにくいです。あと、5ストック必要になるので「”夏の思い出” 静久」のCXコンボを展開するだけのコストを維持できるのか?という問題がありひとまず不採用になりました。
終わりに
以上がデッキ紹介でした。
主流でないデッキなので、一読しただけではイメージを掴めないかもしれません。実際に使ってみて分かる点が多いと思うので、少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。